えんちゃんのこと
もう何年も前のある日、
いきなり出会ってからずっと大好きな歌うたいの話をします。
本当はバレンタイン記念にアップしようかと思っていたら間に合わず、
とんでもなく超大作(笑)自分だけが楽しい中学生のラブレターみたいになりました。
いつも好き好き言ってるくせに、増田さんもいっさい出てきません。
それでもよかったら、おひまで、こころの広い方だけどうぞ。
地元のライブハウスに懐かしい人がやってくると誘われて行ってみたら、
お目当てのその人の隣で、やたら嬉しそうに尻尾振って歌ってる大型犬がいました。
「あそこに、ゴールデンいますよ」こっそりそんな会話したっけ。
金髪揺らして、ジーンズのベルトにふさふさのアクセつけて笑ってる姿は、
人なつこくてご機嫌なゴールデンレトリバーにしか見えませんでした。
↑ ↑ 犬好きからの精一杯の褒め言葉です。↑ ↑
それが、えんちゃんこと、遠藤正明さん。
影山ヒロノブさんのお供(?)で「アコギな二人旅」ツアーをやっていた、2000年の夏でした。
今だったらすぐに動画検索できるよね。
「スーパー遠藤タイム」「JAM Project」「アバレンジャー」でどうぞ!
当時はというと、現場でCD買ってサイン&握手会に並んで、次のライブのお知らせが来るようにアンケートの連絡先欄までびっしり埋めるのが精いっぱい。
(いま思うとコワイけれど、アンケートやチケット裏に住所書くのが当たり前だったの)
このゴールデンは(人間だってば!)遠藤さんというのか~と知ったあとは、
マニアさんがやってた貴重なHPを頼りにすぐに廃盤になるCDを探し、
近県にツアーやイベントに来ると聞けば許すかぎり足を運び、
とにかく遠藤さんの声が聴けるのが楽しくて。
一緒にはまった友人の「日帰りは遠征には含めません」という名言も生まれました。
ゲストにきただにさんが入ることが増えて、のちにはマンガトリオと自称するようになったのも、
「JAM Project」結成のお知らせと、影山兄さんの業界を盛り上げたい熱い思いを聞いたのも、
「アバレンジャー」の主題歌が決まって、解禁前なのに影山兄さんがMCでぽろりしちゃったのも、
一曲目に珍しく声が出てなくて、機材車移動の疲れを心配してたらただの二日酔いだったのも、
新曲や久々の曲のたびに、歌詞が覚えられたのかみんなでお母さんのようにはらはらしていたのも、
マイクが切れてしまっても歌詞を間違えてしまっても、誰よりもでっかい声で歌っていたのも、
いつ、どこのライブに行っても必ず最前列にずらりと影山兄さんファンのお姉様が並んでいたのも、
(皆勤賞・夢の全ステのお姉様がいたらしく、サポートメンバーより出席率高いと言われていた。)
「えっち~」から「えんちゃん」に次第にみんなからの呼び名が変わっていったのも、
機材車の助手席に乗って会場を脱出するえんちゃんを、みんなで手を振って見送ったのも、
(もう時効??いい子はこんなの真似しちゃダメだよ)
駅前の屋台で打ち上げをされてて、遠藤さんのでっかい笑い声がロータリーに響きわたっていたのも、
私の転職が決まって、おめでとう~といいながら仕事道具にサインを書いてくれたのも、
まだまだとても書ききれないけど、全てが長く続いたツアーの幸せな思い出です。
しばらくすると、JAM人気で男性ファンがどんどん増えて、海外公演も増えて、ソロアルバムもコンスタントに出せるようになり、その反面、地方に来る機会が減ってしまったのと自分も仕事が忙しくなったのが重なって、以前ほどえんちゃんのライブに行けなくなりました。
毎年8月の恒例だったバースデーライブは、もうやらないのかなぁ・・・?
でも、好き。
あの生声の迫力を知ってしまったら、音源だけでは満たされない。
昨年のクリスマスは、念願かなって恒例のアコースティックライブに初めて行けました。
まだ新しいクラシックホールにえんちゃんの声が気持ちよく響いて、マイクなんかいらないくらい。
せっかくのアコースティック編成なのに、やっぱり全力全開で歌っているのが彼らしい。
神様からのプレゼント・特別な声を持った人っているんだな、と改めて実感したのでした。
2016年は有言実行でオリジナルアルバムを作りたいと言っていたので、
アルバム出来たらぜひ全国ツアーをお願いします。
(東京・名古屋・大阪の3か所くらいじゃ全国ツアーとは呼ばないぜ)
やたら力強くて、でも優しくて、よく通るのにちょっとハスキー。
低いトーンからとんでもなく高いところまで裏声使わずにらくらく歌い切って、
ロングトーン任せたら、いつまででもすう~っと声が伸びていって、
人間てこんなにすごい声が出るんだと思わせてくれる人。
えんちゃんのライブの後はいつもそう。
なんだかわからないけど気持ちが強くなって、何でもできそうな気持になります。
♪ いつでも全力全開 ALLWAYS FULL VOICE
いつまでも元気に歌い続けてくれたら、ただそれだけで嬉しいです。
ここでこっそり熱い長文書いてるより、ファンレター送ったほうが建設的なんでしょうね。
ブログのサブタイに名前出したからには、一度ちゃんと書いて残しておきたかったんです。
最後まで辛抱強くお付き合いくださった方、どうもありがとうございます。