あなたの声を聴かせてね。

いつも元気と勇気をくれる大好きな人たちに感謝を捧げる場所にします。まっすー、えんちゃんありがとう。

9月の雨に打たれながら

世間的には三連休の続いた9月もあっという間。

NEWSさんのアニバーサリーに届いた沢山の贈り物もゆっくり消化できないまま、アニバフォトも手に入れられないまま、土曜日は久しぶりに屋外ライブに行ってきました。

100人未満のカフェライブからドームクラスまでいろんなライブにお邪魔してきたけれど、雨の野外はたぶん初めて。百均でカッパを調達することにして、念のためにタブレット保護のジップロックもバッグにいれておきました。

改めて、味スタ準備の記事がとっても役立ちました。参考にさせていただいた皆さまありがとう~。

といっても、会場は天神のど真ん中なので、すぐに逃げ込める場所がたくさんあるんですけどね。

 

以下は、備忘録がメインのライブレポです。

お暇なかた、ジャニーズ以外のライブにご興味をお持ちのかた、どうぞ。

 

 

豪華アーティストが名を連ねるミュージックシティ天神。

お目当てはメインステージのOPとEDを務める高野寛さん。

 

お昼の1stステージには、宮沢和史さん&おおはた雄一さんとのトリオで登場。

BOOMも大好きだった私には最高の組み合わせです。

ユニット名は、すもつ(仮)だそう。

 

すもつの序盤は友部正人さんのカバーとおおはたさんの曲をおおはたさんメインで。

アコギに加え、MIYAのブルースハープがいい音で歌ってました。いったんMIYAがはけて高野さんとおおはたさん。このお二人、声の相性がすごくいい。おなじ温かい系ながら種類のちがう太さといいますか・・・。カフェやライブホールでは何度もお聴きした組み合わせながら、野外の広いステージだと音と声の広がりが全く違うのも素敵。雨の湿気も影響があるのかな?

 

MIYAが戻ってきてからは、3人のアコギでYMOのカバー。アコギでYMO。そう来るか!と思ったけど、すごくいい。

あとは、高野さんプロデュースのBOOM曲「24時間の旅」ガンガズンバから「ディスコテック」も。

 

MCは宮沢さんがメインで、雨が降ったりやんだり~だったのを、「宮沢はくもり男なのに今回は力不足」と謝っておられました。本来は、MIYAは次の日に熊本で琉球イベントの予定だったのが、台風で中止になってしまったそうで。イベントの区切りの10周年が出来なくなってしまったこと、無念の表情でした。東京や沖縄からいらした関係者が中継地点のここ福岡で、MIYAのステ―ジを見守っていたそうです。

椅子の高さが合わなくて、スタッフさんも手伝っての調整に四苦八苦するMIYAも可愛らしかった。

 

最後はMIYAがギターを三線に持ち替えての「島唄

一緒に歌ってと言われたけれど、大切すぎて歌えない歌もあるよ、宮沢さん。

 

体調不良で一度はステージを降りたMIYA。最後のツアーでも高野さんがギターで支えていましたね。それがこうしてまたステージで歌う姿が見られるなんて。MCの時の重低音の声も、歌う時の何もかも絞り出すような全身全霊の声も、何気ないブルージーンズがとても似合うところも、すべてに「お帰りなさい」といいたかった。

ファンが何度も彼を呼ぶ「MIYA~」「MIYA~」という声が次第に重なって、まるで猫を呼ぶようににゃぁにゃぁする光景まで、まるっと含めて懐かしくて嬉しくて。

 

来年のソロツアー、九州方面も会場調整中とのことだったので、楽しみにお待ちしています。

 

 

雨降る広場を離脱して、友人と遅めのお昼ごはんと時間をのんびりつぶしたのち、ふたたび夜のステージへ。

 

 

高野さんおおはたさんに「真ん中の人が入れ替わって」坂本美雨さんの登場です。

(ちなみに、ステージの立ち位置は下手側におおはたさん、上手側は高野さんです。)

 

この3人で福岡にいらしたのは3~4年くらい前?その時は赤坂のライブホールでした。

 

美雨ちゃん、ますます綺麗になった。笑顔も歌声もさらに光輝いてる。何気ないハミングも、さりげないハモリも、美雨ちゃんの声だと一気に違う美しい世界に来たみたいになる。ここにも神様からの贈り物をもらったひとが。いや、美雨ちゃんの場合は素直にご両親からの贈り物かな?

おおはたさんの「おだやかな暮らし」も、美雨ちゃんメインで歌うとお昼のステージとは全く違う歌みたい。

 

30周年の高野さんも「惜しみなく有名な曲をやります」とのこと。

「Winter's  Tail~冬物語」では力強い歌声を聴けました。初めて高野さんを見たのは、この会場の斜め向かいにあるビブレホールだったなぁなんて感慨にふけりながら、高野さんが昭和から平成に変わる時期の思い出を語るのを聴く。ちょうどその頃につくられた「虹の都へ」がいまだ色褪せないのはどうしてなんだろう。ビブレホールは吉本の劇場に変わっちゃったのに。

 

高野寛さんはデビュー30周年。

ご本人は「さわやかと言われ続けて30年。さわやかでいつづけるのも大変です」とおっしゃっていました。ちょうどミュージシャンをドラマなどに引っ張り出すのが流行りの頃合いには、MIYAも高野さんもドラマに出演されたりしてましたもんね・・・と蒸し返すw 世代の近い人には、高野さんは「ソリトンside-B」のイメージが強いかも。

 

私にとっては、さわやか以上に温かさ・ぬくもりを感じる声が魅力です。高野さんは曲を作ったり宅録したりギターや楽器をいじったりやりたいことが多くて、他の方からも頼りにされることが多くって、ご自分の声に無頓着すぎる!と勝手に憤慨していた頃もありました。もっともっと歌って欲しいのに~って。(ファンってほんとに我儘ですよね)

 

でも「ベステンダンク」も「虹の都へ」も、ライブで聴くたびに懐かしくて新しくて。今回は美雨ちゃんやおおはたさんの声が加わったアレンジもまたよくて。美雨ちゃんが出だしのキーを間違えて謝ってるのすら愛おしくて、仕切り直して歌いだしたら伸びやかな高音に天使の讃美歌か??ってなったくらい。いい歌ってやっぱり生きてるんだな。

 

清志郎さんのカバー「デイドリームビリーバー」も、会場をふらふらしてるとこを捕獲したというU-zaaanさんもくわわっての「Never Ending Story」も、定番の名曲がとても瑞々しかったです。BOOMの「遠い町で」も三人でやってくれたし、「夢の中で会えるでしょう」も。MIYAと美雨ちゃんが同じ日に福岡にいるなら「釣りに行こう」も聴きたかったな。

夜の雨の会場なのに客席がどれだけ幸せな笑顔だったか、ほっこり温かかったかは、美雨ちゃんのついったでご覧ください。(ステージ上から撮ってた画像がアップされてます。私はぎり入ってなかったw)

 

〔 CD音源そのものの再現 = 歌がうまい 〕みたいに思ってる人たちを否定するわけじゃないけれど(完全再現はそれはそれでスキルが必要なわけだし)パッケージとライブは別物で、だからこそ歌は生きてるんだと思うことがあります。

高野さんみたいに、ライブに行くたびに違う味わい、違うアレンジ、会場ならでの音を聴かせてくれるのもライブの醍醐味なのではないでしょうか?

録音でも同じ曲をいろんなアレンジで聴かせてくれるし。

 

というわけで、10月からのツアーもどこかに行きたい。旅に出たくなる日程です。

来年には九州を回る第二弾の発表もお待ちしています。

 

思い入れだらけの長文を読んでいただきありがとうございました。

お疲れさまでございました・・・かしら?

 

 

いま見たら、BGMにかけていた高野寛さん1stアルバムに、レンタル禁止期限 昭和63年12月31日って印刷してあったw リリースは10月ね。お金のない学生だった頃は、レンタルや友人との貸し借りが多かったけど、ちゃんとお金を払って買った特別なアルバムの一枚です。

それからずっと、福岡にいらっしゃればライブに行き、アルバムが出れば購入し、通勤ウォークマンにもお気に入りのアルバムを入れ込んで・・・という風にゆるく長く追いかけています。そういえば初めての東京遠征も高野さんだったな。

 

30年、ずっと歌っていてくれてありがとう。